
iDeCoの給付金を受け取るまでの手順
2020/09/01
iDeCoの給付金受取りの手続きはすべて自分で行うのが基本
iDeCo の給付金はいつから受け取れる?
iDeCo (個人型確定拠出年金)は、原則として60歳に達下時から給付来の受取りが可能です。
ただし、60歳になったからといって、自動的に受取りができるというものではありません。公的年金と同様に、自分から手続きを行ってから受給するという流れです。
iDeCo の受給条件は?
iDeCoは通算加入期間が10年は必要なので、60歳に達した時点で通算10年の加入期間がない場合は、まだ受給はできません。加入期間が10年未満であれば、受取り時の年齢は最長で65歳まで繰り上げとなります。
「いつどんなタイミングで受給できるの?」と不安な人は、加入先の金融機関に相談しておくと良いでしょう。
直接窓口に行くのが面倒なら、コールセンターに電話すれば対応してくれます。
受給の対象となる人には郵送で届く
iDeCoの受給対象者には、事前に郵送にて書類一式が届きます。書類が届いたら漏れなく記入し提出しましょう。
給付金の受給に必要な書類は、裁定請求書・本人確認書類などです。
年金受け取りか一括か選択する
また、書類を提出する際に、給付金の受取りの手段について選択する必要があります。定期的に年金として受け取るか、一括で受け取るか、その時の経済的な状況によって慎重に判断しましょう。
必要書類の提出からiDeCoの給付金の受取りまでの流れ
書類の提出前の確認事項
書類を提出する前の確認事項として、正しい内容を記載しているか、内容に不備な点がないか要確認です。
途中で引越しをして住所が変ったのに変更について連絡していない場合や氏名・電話番号の変更などがあれば、速やかに変更の連絡を行いましょう。
運用中の金融商品を売るための手続きが必要
iDeCoで給付金を受給する際に、これまで運用してきた金融商品についていったん「売る」ための手続きが必要となります。iDeCoの給付金を退職金として一括受取りする場合は、運用していた金融商品のすべてを売ることになります。
年金形式で受取りする場合は、運用中の金融商品の一部について売ることになります。
この手続きが完了した時点で、給付金の受取り開始となります。
税制上の会計処理として、一括で受け取る場合は退職所得として計上し、年金受け取りでは雑所得として計上することになります。