子どもの学費を奨学金で節約するには?

2019/07/03

学資保険に加入したい! でも月次の保険料は大きな出費

家族の人生設計について考える時、節約をしたいと思っていても必然的に出ていくお金として、子どもの学費・教育費があります。「将来は家を購入するから、今から節約しておかないと。だから、大学に進学するのはあきらめてね。」そんな言葉を子どもに伝えることはできないですよね。

子どもの将来のためにも大学や専門学校に進学させて仕事に役立つ資格を取得するのは今の時代では、もう当たり前のことです。子どもの学費を賄うには教育ローンや学資保険がありますが、教育ローンと学資保険は学費を賄うという目的は同じですが、実はまったく異なるものでする

教育ローンは銀行にお金を借りて学費を賄うものであり、学資保険は毎月保険料を支払って、その中で子どもの学費に充当します。教育ローンを利用する場合、お金を借りた後は毎月返済しなければなりません。元本と合わせて利息分を返済するので、大きな出費になります。

学資保険に加入する場合、貯蓄性の高い保険に加入しておけば、その分見返りも大きいです。しかし、貯蓄性を重視して保険に加入すると、毎月の保険料が高くなってしまい、生活費をやりくりするのが大変です。子どもの学費を用意するのが困難な場合、奨学金を利用して学費を賄うという選択肢もあります。


子どもの学費を借りるなら利息ゼロの第一種奨学金を選択する方法も

子どもの学費を賄うのに現金を用意するのがどうしても難しい場合、奨学金で賄う方法もありますが、おもに3種類あります。元本も利息も返済不要の奨学金が受けられたら理想的ですが、利用条件が厳しいためなかなか難しいようです。

この他には第一種奨学金と第二種奨学金がありますが、この違いについてご存知でしょうか。第一種奨学金は、元本のみ返済するタイプの奨学金、第二種奨学金は学校卒業までは利息分は無利息、卒業後は有利息になります。第一種と比較すると第二種のほうが、返済金額は増えます。

学費が必要だけど学資保険や教育ローンには加入したくない、その場合は第一種奨学金がもっとも適しています。子どもの教育費の節約をメインに考えるのなら、このような選択肢があることを視野に入れておくと良いですね。利息分を節約できるという点では、メリットが大きいです。ただし、奨学金を利用することで将来返済する義務が生じるので、計画的に利用することを十分に考えておきましょう。

-暮らしの節約術