
交際費はどこまで節約出来る? ゴルフ接待を断るには
2019/07/21
家計の固定費ではない交際費は季節ごとに変動が大きい
家計を節約するには食費・通信費・交通費をある程度減らすことはできても、交際費の節約は意外に難しいものです。そもそも交際費とは、人と人のお付き合いで発生する費用であり、職場関係のお食事会や飲み会、接待ゴルフなどがあります。ママ友同士のランチやカラオケなどプライベートなお付き合いも交際費に分類されます。
プライベートなお付き合いなら交際費をある程度減らせるけれど、職場関係だとなかなかそうもいきません。
職場関係の新年会・忘年会・歓送迎会など、最低でも年3回は必然的にお付き合いが必須となります。社員が全員出席するのは暗黙の了解なので、「交際費を節約するため、参加できません」とは言えません。
余談ですが、職場関係の飲み会について面白い話をひとつご紹介しましょう。職場関係の飲み会を断る新入社員が増えているという話をよく聞きます。
断る理由でもっとも多いのが「飲み会に行くとお金を遣うから」、中にはこのような回答もあります。「お金を払う上に上司や先輩に気を遣いたくない」「お酒が飲めない」など実にさまざまです。
職場の飲み会やお食事会は親交を深めることを目的としているので、交際費がかかるからと無下に断ってしまうと、今後の仕事上での人間関係にも悪い影響を与える可能性もあります。交際費は家計の固定費ではありませんが、職場関係の人間関係は固定的なもの、それゆえに節約は難しいですね。交際費は季節ごとに変動があり、3月は送別会・4月は歓送迎会・年末年始は忘年会と新年会など、すべて固定的なお付き合いです。
会社関係の接待ゴルフのお付き合いを断る上手な言い訳とは
職場によっては不定期に接待ゴルフに行く場合もあります。個人的にゴルフの練習をしたりゴルフの試合に出場するならともかく、接待ゴルフは会社が休みの日に行われます。「休日くらいゆっくり休みたいのに、職場の上司の顔なんか見たくもない」というのが本音でしょう。
本来、ゴルフというスポーツは楽しいものですが、これに会社のお付き合いが絡んでくるから相手に気を遣うあまりにプレイが楽しめなくなってしまいます。しかも、接待ゴルフに行けばその分の費用がかさんでしまいます。
しかし、会社の飲み会は断れなくても、接待ゴルフは断れる理由を伝えておけば断れるものです。「その日は親戚の結婚式に招待されているので行けない」「実家の法事のため行けない」と断ることも可能です。
しかし、接待ゴルフがあるたびに結婚式や法事があるからという言い訳は、通用しなくなります。これから先、接待ゴルフに参加できない理由として、「最近、腰の調子が悪くゴルフが出来ない」というように、身体上の理由を伝えてはいかがでしょうか。嘘も方便ですが、節約したくても職場関係の交際費は難しいので、せめて休日のお付き合いは嘘をついてでもなくしたいものです。